先日、知り合いが勤務しているSSの系列店で新しい洗車機の据付が行われました。
その際、据付業者のビユーテー機工の方で「暦20年のスペシャリスト氏」と「暦8年のテクニシャン氏」に
貴重なお話を伺うことができました。そのいくつかをここで紹介します。

前日の大雨とは異なり設置日は蒸し暑い晴天日でした。今回は敷地内全てが屋根に覆われているSSだったので 暦20年のスペシャリスト氏(以下=暦20年氏)曰く「暑い時期こういう場所なら昨日みたいな雨の日歓迎♪」。暦8年のテクニシャン氏(以下=暦8年氏)によると 「当然のことながら屋外設置は雨天ではできません」。

今回のような屋根に覆われたSS特有の注意点は「天井から飛び出た照明灯にクレーンのアームを激突させない事(暦20年氏)」。
レールに洗車機の車輪がきちんと組み合っているか確認している暦8年氏。
「最近主流の多軸センサー搭載機はレールのレベルを合わすのに高い精度を要求されるのが大変です(暦8年氏)」
今回の取材で初めて知った事のひとつ。画像のポールに注目!ポールが斜めに映っていますが、これは撮り方のせいでは無く、 斜めにポールを設置してるからです。「ポール側に配管など障害物があり、ポールと干渉する恐れがある場合は洗車機の稼動に 影響が出ない範囲でポールを傾けて設置することがあります(暦20年氏)」。
このハイパールーセント・マッチ以降の機種から外板は汚れが付着しにくいスーパーバリアカラー、最近の機種ではフレームに亜鉛メッキ施された物が採用されています。 そのあたりについて質問をしてみました。
「このJMCでは簡単に防水板が取り付けできるのですが、亜鉛メッキのフレームになってからはネジ穴の合いが厳しいときがあって苦労します(暦20年氏)」
ありきたりな質問のひとつ、作業が大変な機種について。
「一番大変なのはMCP(4WD対応コンパクター)。あれは鉄の塊だからすごい重い!あとは見た目どおりでACR(アクロミッター)などの連続洗車機!(暦20年氏)」
「据付をよくやったのはREP。当時REPがものすごく売れて多い時は1日に3件行った事も(暦20年氏)」
当日同行されていたサービス担当の方は「あのときは営業に行かなくても洗車機が売れた異常な時期でした。今では考えられません」と。
当サイトで掲載しているビユーテー機で今回取材した両氏はこれらの機種の設置を担当されたそうです。 「最近大変だった事で印象に残ってるのがWQAかな。屋内設置のために設置や撤去の時にジャッキや電動のフォークリフトを総動員。たしか WQAの撤去は体調崩してほとんど行けませんでしたが、その後に入ったヘリオスの設置は担当。動画で公開されているオルトも自分がしました。その他には大阪府内にあるバーノ3台もそうです。(暦20年氏)」
最後に・・・

今回は初めて据付作業をじっくり見ることができました。印象的だったのはクレーンで洗車機をレールに載せる瞬間。繊細な作業をあっという間に きちんと完了するのはさすがプロの技です。このJMCで近いうちに洗車してきます。その模様は大図鑑やハイビジョン動画で公開予定。
レールに載せるシーンを動画で撮影してサイトで紹介させていただく事を説明した時の暦20年氏の一言がとても印象に残っています。
「これで子供に自分の仕事を自慢することができる!」


Special Thanks! (株)ビユーテー機工(暦20年のスペシャリスト様&暦8年のテクニシャン様)