グローワクサーミラクル
某燃料会社の資材置き場で見つけたグローワクサーミラクルです。


結構あちこち錆びがきていますが、20年以上前の洗車機としては程度が良いようです。
標準機は洗車機上部が赤い塗装が施されています。この機械はボディ全体が白い塗装なので、出光のスタンドで使用されていたものと思われます。


洗車機裏側です。
後部の防水板が外されています。
防水板はアクリル製の透明なものでカバーされています。

 

操作パネルです。
運転ボタンで洗車機をスタートさせます。
マニュアル操作でトップブラシ・ノズルの上昇、タイヤ洗浄の入切、ができます。
手動・自動スイッチは洗車機を途中停止させた場合に、スタート位置まで洗車機を後退させる場合に使用します。
通常は自動の位置で使用します。
下の方にはグローワクサーの入切スイッチがあります。
入時は2往復のワックス洗車になり、隣の赤ランプが点灯します。
切時は1往復の水洗車になります。


洗車機内部に移ります。
さすがに昔の洗車機なので、カバーが付かず各種機構が剥き出しになっています。
各ブラシの開閉はエアシリンダーを使用した空気圧開閉式になります。


タイヤブラシ。


ケミカルの吸入量を調整する装置です。
左から「シールドワックス」「グローワックス」「洗剤」の調整ダイヤルが並んでいます。


グローワクサーのシリアルプレートです。
製造は昭和53年12月
型式がGW−WF−Cです。
GWは「グローワクサー」、WFは洗車排水処理装置の「ウォーターフィクサー」付、Cがレール短縮装置「ミニコンパクター」ですね。
洗車機NOが370です。
370台目のグローワクサーですね。


洗車廃水処理装置のウォーターフィクサーです。


操作パネルの扉を開いたところです。
時代を感じさせる回路です。


同じ敷地内にあったイカルスです。
グローワクサーの後に入れた機械でしょうか。この機械はまだ全然綺麗で普通に使用可能だと思います。
スタンド改装を機に洗車機を入れ替えたようです。