洗車機の種類

洗車機の種類


洗車機の使用用途によって洗車機の構造などに違いがあります。
大雑把に分けると下記のように分類する事が出来ます。
門型洗車機/フルサービス機(クルーが乗り入れと操作)/セルフ機(運転手が乗り入れと操作)

★フルサービス機
(車輌停止/本体移動式)

★セルフ機
(車輌停止/本体移動式)
★フルサービス機
(車輌停止/本体移動式)

クルーが車をいれ洗車機の操作まで行なうのを前提としているので、泡洗車などのオプションが数多く設定。 特殊工程や洗車速度の変更等のマニュアル操作が行える。

洗車機本体のグレードの幅が広く、ガソリンスタンドの他にカーディーラーや整備工場にも設置される。


★セルフ機(車輌停止/本体移動式)
フルサービス機をベースに受付装置や安全装置を搭載。運転者が車の乗り入れ、降車しての操作を行なう洗車機。 通り抜けではない為ドライブスルーとは呼ばずセルフ機と呼ばれる。 コイン洗車場や狭い敷地のセルフ式ガソリンスタンドに設置されている事が多い。

ドライブスルー洗車機(運転手が乗り入れと操作)

★ワンウェイドライブスルー機
(車輌停止/本体移動式)



★ドライブスルー機
(車輌停止/本体移動式)

★1.5往復ドライブスルー機
(車輌停止/本体移動式)


★連続洗車機
(車輌移動/本体固定式)
★ワンウェイドライブスルー機
(車輌停止/本体移動式)

工程の少ないコース、シャンプー洗車などは洗いと乾燥を同時に行うドライブスルー洗車機。

洗いと乾燥を同時に行う事を前提にしているため、乾燥工程中の水飛散を防止する防水シャッターが装備される。洗浄部分と乾燥部分を離した構造で長い本体奥行きが特徴。

本体全長とレール全長が長くなり、従来型より設置スペースが大きくなる。高速処理がウリの洗浄と乾燥が同時工程なので仕上がりがイマイチ・・・という2つの欠点がある。


★1.5往復ドライブスルー機(車輌停止/本体移動式)
ワンウェイドライブスルー機の欠点だった設置スペースと仕上がりの悪さを改良したのが1.5往復ドライブスルー機。 洗浄と乾燥が別工程のため水飛散を防止する防水シャッターが不要になり、フルサービス門型機と同等の本体全長と設置スペースになった。

セルフSSが増えている昨今、洗車機メーカーがイチバンちからを入れて開発しているがこのタイプ。


★ドライブスルー機
(車輌停止/本体移動式)

出口側にドライヤーを搭載したドライブスルー洗車機が登場するまでは、この門型機ベースのタイプが主流だった。

乾燥後の通り抜けの際、ブラシ等から水滴のぽた落ちがあったため、車が濡れる欠点がある。 現在は省スペース型の1.5往復ドライブスルー機が増えたために数は少なくなっている。


★連続洗車機(車輌移動/本体固定式)
洗車機は固定され、車がコンベア−などによって搬送され機械の中を通過していくタイプ。 洗車速度が速く、次々と車を入れる事が出来るので時間当たりの洗車処理台数が増やせるメリットがある。 洗いと乾燥を同時に行うのが基本工程なので、仕上がりはイマイチ。

コンベアーの故障でランニングコストがかかるため、設置件数は激減している。
他にもこんな洗車機が・・・

★大型車両用洗車機
(車輌停止/本体移動式)



★大型車両用自走式洗車機
(車輌移動/本体固定式)

★自走式洗車機
(車輌移動/本体固定式)



★鉄道用洗車機
(車輌移動/本体固定式)
★大型車両用洗車機(車輌停止/本体移動式)
バスやトラックを洗車する移動式の機械。 基本的にはトラックやバス用だが、機種によっては軽・乗用車も洗浄できる機種もある。 通常乾燥装置は無いが、普通自動車用と同じくワックス掛けや撥水コートの噴射が出来る。

★自走式洗車機(車輌移動/本体固定式)
洗車機は固定され運転者が車を運転し装置の中を通過するタイプ。 特殊な部類に入る洗車機で一般用には存在せず、タクシー洗車機やトラック・バス洗車機に限定される。 ドライヤーなどは装備されず、必要最低限の仕様になる。

★大型車両用自走式洗車機(車輌移動/本体固定式)
トラック・バス洗車機になると前後面洗浄を行なう為に指示信号が付いており、指示に従いながら車を通過させる。

★鉄道用洗車機(車輌移動/本体固定式)
鉄道用の洗車機も存在している。電車が走りながら洗浄する固定式がほとんど。





2時間目・洗浄素材