洗浄素材
洗車機設置店の方針や機械の価格によって数種類の洗浄素材が用意されている。おおまかにわけると下記の4種類が挙げられる。
化繊ブラシ |
洗車機登場時から存在しているナイロンやポリエチレン、ポリプロピレンを用いた物。意外にも一、二を争う洗浄力がある。 昔から傷が付きやすいイメージがあるが、現在の物は先割れ形状や、保水しやすい断面形状を採用しているためダメージは少ない。 しかし現在はクロスやウレタンブラシの登場で搭載機の設置数は減っている。 |
クロス(布) |
化繊ブラシに代わる洗浄素材として登場から20年以上経過。不織布や織布、ロール状から細切りのスリット形状など多様な種類が存在する。 ブラシ系とは異なり面接点での洗浄になるため、洗浄効果は高め。欠点は水分を含みやすく凍結に弱く、使い込むと「ほつれ」で装備品を巻き込みやすくなること。 クロス搭載機のコーティング系コースで洗車するとクリヤー層やワックス層にある細かい傷を消す、艶出し・磨き効果が期待できる。 |
ウレタン(スポンジ) |
門型、ドライブスルー問わず現在もっとも多い洗浄体。
クロスとは異なり車体装備品への影響は少なく、凍結などにも強いのが特徴。
登場初期はコシが無く洗いが悪い、音(ブラシが車体に当たる音)が大きい等の欠点があったが、保水性の確保やブラシの増毛などで解決されつつある。
最近ではウレタンのソフト性と化繊ブラシの細かいところまで届く洗浄性を得るために、ウレタンブラシと化繊ブラシを組み合わせた物も存在している。 |
ノンブラシ(高圧洗浄) |
車の塗装面に当たるのは水と洗剤だけで、車体に70sf/cu〜120sf/cuの圧力の水及び洗剤を噴射して汚れを落とすシステム。 車体に当たるのは水とケミカルだけなので傷の心配が全く無いが、そのままでは汚れ落ちは悪く、手洗いとの併用が基本になる。 |
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