洗車機各部の名称と働き

洗車機各部の名称と働き(フルサービス洗車機編)

フルサービス洗車機は下記の物が組み合わさって構成されている。

@操作パネル
洗車機を操作するためのパネル。 洗車コースの設定から、マニュアル操作等全てをここで行なう。 現在はフラットタッチパネル式の物がほとんど。最近になって液晶タッチパネル式も登場。

昔の機械でコンピューター導入以前の機種はスイッチ式の物が主流だった。
Aトップブラシ(ロール)
車両の上面部を洗浄する為のブラシ。 フロントグリルから天井トランク部までカバーする。 現在は一部の機種を除きトップブラシがレールに沿って上下する垂直昇降式の物が多く採用。 ただし低価格の機械ではスイングアームによって昇降するものも。
Bサイドブラシ(ロール)
車両の前面・側面を洗浄する為のブラシ。左右に開閉する。開閉動作の制御は電動またはエアシリンダーによって行われる。
Cロッカーブラシ(ロール)
車両の側面下部やタイヤ回りを洗浄する為のブラシ。一部の低価格の機械では標準では装備されていない事も。
Dトップノズル
車両上面を乾燥させるための送風ノズル。車体形状に沿って上昇下降。 現在の高級機種では噴出し口やトップノズル本体が傾く「首振り機構」を持つ物や水の表面張力を利用して水滴を除去する物もある。 後者は24時間営業のガソリンスタンドでの騒音対策に用意されている。
Eサイドノズル
車両の側面を乾燥させるための送風ノズル。現在の高級機種の一部では洗っている車の車幅に合わせてサイドノズルが伸縮する物もある。
F車形検知センサー
車両の長さや形を検知するためのセンサー。 現在の高級機種では縦に約100個のセンサーを持ち、アンダーミラーやスポイラーなどの装備品を自動で検知。 センサーからの情報によりブラシ・ノズルの動きや洗車機の移動距離などを決定する。
G誘導ポール
洗車機本体に水、電気、空気を供給するコードを伝達するための物。洗車機後部または上部で二つ折りや三つ折りになって収まる。
H防水板
洗車機後部にある仕切り板。名前の通り外部へ水が飛散するのを防ぐための物。
I水タンク
洗車するときに利用する水をここに貯める。最近の一部機種では1往復洗車が30リットル以下でできる機種もあり、コンパクトになっている。

2.5時間目・洗浄素材「ここだけの話・・・」       3時間目PART2・洗車機各部名称と働き(ドライブスルー洗車機編)